嬉しいお便り
 
 直腸がんの手術を受け、現在仕事に復帰されている方からサイト宛にメールをいただきました。とても早い段階でがんを発見できたので、治療も予後も順調だという内容でした。宮城さん(メールをくださった方)の文章を読んでいると、治療が成功した鍵は、次の3つにまとめられるように思います。
1.  患者が自分の状態(1週間の経過および食事の内容まで)を克明に医師へ報告したこと
2. 担当医師が患者の声にしっかり耳を傾けて、適切な検査を早い段階で行ったこと
3. 医師と患者がともに相手を尊敬していたこと(患者は「早期発見は先生のお陰」と考える一方で、医師は「患者さんが自分の健康状態をしっかり把握していたから見つけられた」と話されたそうです。)
 病気にはかからないことが一番です。しかし、万が一病気になった場合、早い段階で正しい診断がつくことが望まれます。そこへたどり着くには、患者がいかに有効な情報を医療者へ伝えることができるか、また医療者がその情報をどう活用するかが、重要になると考えます。病気と向かい合うとき、医療者と患者は、共同作業を行う同士となるのかもしれません。
 私自身の体験談ですが、明らかにいつもと違う頭痛で病院へかかったのですが、どこへ行っても「風邪」という診断が続き、脳腫瘍の治療には至りませんでした。これは病院の落ち度でなく、症状を伝えることの難しさが原因だったと考えています。今回お寄せいただいたメールには、医療と私たちがどうかかわっていくべきかを示す、前向きなヒントが書かれていたと感謝しています。
医療について考えた
2006年10月30日月曜日