知りませんでした...
 
 薬を飲むときに、いつも何らかの不安を感じます。以前私が40度近くの熱でうなっていた時、ある薬を飲んだらあっという間に平熱にもどった経験があります。体は何らかの理由で発熱していたのですから(つまり自然の流れで発熱がおきたと理解しています)、それを瞬時に止めた薬に、感謝こそすれど「とんでもない人工的な作業を体の中でやっているのでは?」と勘ぐりたくなるキモチもわいていたのです。
 私には小さなこどもが二人おります。彼らを病院へ連れて行くと、いつも多くの薬が処方されます。こんな小さな体のこどもを薬漬けにするのは偲びないなあと思うので、最初だけ薬を指示通りに飲ませ、その後は状況が改善するようであれば、薬の服用を中止するようにしていました。
 ところが、そんな私の様子をみて夫がダメだしをしたのです。私が服用をやめた子どもの薬は「抗生物質」でした。夫曰く「抗生物質は、症状の軽減と関係なく出された分は飲み続けるもの」なのだそうです。えー、知らなかった。今まで誰も教えてくれませんでした。知らないのは、私だけ?(周りのひとに確認してはいませんが、これって一般常識でしょうか?ちなみに夫はアメリカ人で、アメリカでは比較的多くの人に理解されているとのことでした。)
 後日小児科医に確認したところ、「抗生物質は出された分を全部飲み続けてください。」と言われました。私自身、今まで抗生物質を処方されたことがありますが、正しく服用できていなかったと思います。案外、こういう常識の差が日本の医療現場と、一般社会の間にあるのではないでしょうか。効果のある薬でも、飲み方の理解が得られていないのであれば、かえって危険ではないかと思えてきました。
医療について考えた
2006年9月29日金曜日