ひとに学ぶ
 
 日曜日の新聞でこのサイトを取り上げていただき、多くのメールをいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。ひとつひとつゆっくり読ませていただきました。経験を通して語られる言葉は本当に深い。多くの学びや共感を得ることができました。ありがとうございます。
 私は医学生や医療者に対してお話させていただくことがたまにあるのですが、そのとき必ず「患者の定義」を確認するようにしています。どうも巷では、「患者さん」という職業が存在するかのように扱われている気がします。職業でなければ、「人間のランク」や「肩書き」として一人歩きしているような。。職業は、希望して変えることもできれば、やめることもできる。でも、「患者」は希望してなる訳ではなく、途中でやめることもできません。
 患者とは、「状態をあらわす」言葉なのです。「明るいひと、悲しんでいるひと」などと同じく、「患っている状態」にある人のことで、言葉をかえれば「誰でもなりうる可能性」のある状態だと思います。「患者さん」という肩書きを作ってしまうことで、「自分たちには関係ないひとたち」という意識が生まれないか、心配しています。 
 このサイトへメールを寄せてくださった方々は、患者、あるいは患者の家族という立場を受け入れながら(あるいは葛藤を持ちながら)、ご自身と向かいあっている真摯な姿勢をお持ちの方ばかりでした。
 どうか、引き続き様々な感想や思いを寄せていただくようお願いいたします。厳しい批判も必ず目を通していきますので。(あまりきついと落ち込むので、やんわりお願いします。すみません、気が弱くて。。)サイトへのリンクはご自由にどうぞ。
医療について考えた
2006年10月16日月曜日