相談する場所は?
 
 先週、朝日新聞でこのサイトを紹介していただいたため、より多くの方が訪問してくださいました。同時に、多くの方から闘病や、看病する際の御質問を受けました。
 わたしたちが突然病気になると、今まで想像しなかった様々な問題に直面するのですが、それらを相談できる場所が本当に少ないと思うのです。私も闘病を通して、「行き場のなさ」や「患者の孤独」を経験しました。(これは今も持ち続けている感情かもしれません。)
 病気のことについては勿論ですが、後遺症の悩み、リハビリ方法、医療費の相談、社会復帰(就職や学校)の相談、人間関係の相談(心理的なサポート)など、退院後により多くの問題が待ち構えているケースがあります。
 患者会などを通し、闘病を経て(あるいは病気との共存を行い)社会復帰をとげられた方へ相談することもひとつの方法だと思います。ただ、闘病経験者が相談に応じるとき、ご自身のキズと対面するプロセスを経るので、他人の相談にのることが、とても辛い作業になる場合があります。また、支援業務に対して対価が払われない場合、相談先に多くの負荷がかかってしまいます。
 一方では、孤独の中、支援を求めるひとたちがおり、他方で、経験から多くの知恵を分け与えてくれるひとたちがいる。この両者をよい形でつなぐことができないだろうか、そんなことを考えながらこのサイトを運営しています。
 大きな病気を経験された方は、「過去の病気を忘れること」で今を生きようとしていることも忘れてはならないことだと思っています。
医療について考えた
2007年1月24日水曜日